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外見リスクマネジメント連載⑱Tシャツをオンビジネスで着こなす

ビジネスパーソンのための新時代スタイルトレーニング「見た目を整える」第18回 Tシャツを着こなす(保険毎日新聞 2018年3月1日)

広報コンサルタント/日本リスクマネジャー&コンサルタント協会理事 石川慶子

今回は、当協会会員で特定社会保険労務士毎熊典子(まいくま・のりこ)さんの見た目改革をご紹介します。毎熊さんはフランテック社会保険労務士事務所において、労働問題に関する相談業務対応を行う傍ら、講演、執筆活動も行っています。私が外見リスクマネジメントを提唱した2015年の当初からモデルとなり一番熱心に見た目改革に取り組んできた方です。3年間の成果と現在の課題についてお話を伺います。

 

受講者の信頼を得るためには?

石川 3年前からすると驚くほど変わりました。私は見た目改革もそうですが、優しい声とは裏腹のそのガッツに敬服です。まずは自己紹介をお願いします。

毎熊さん 大学卒業後、大手電機メーカーで国際事業部門の法務担当として働いていましたが、夫の海外転勤を機に専業主婦となり12年過ごしました。その後、平成13年に行政書士試験に合格したことをきっかけにフランテック法律事務所にパラリーガルとして勤務し、働きながら社会保険労務士の資格を取得したのですが、その頃から講演依頼が増え、人前に出る時に悩むことも多くなりました。

石川 どんな悩みですか

毎熊さん 講演では、話す内容が大切なことはもちろんですが、こちらが伝えたいことをしっかり受け止めていただくためには、話し方や声のトーン、見た目も重要であると考えています。ただ、受講者の方々の信頼を得るためには、具体的に、どのような外見を整えることがよいか、しばしば悩むようになりました。

 

石川 2015年に外見リスクマネジメントのレクチャーを受けてから1年間は変化ありませんでしたね。1年後にプロフィール撮影したいと言ってきましたが、なかなか服の購入は決意がつかず、時間かかりました。あの抵抗は何だったのでしょう?

毎熊さん 抵抗があったわけではありません。「そのうちに」と思っているうちに時間がたってしまいました。当時は、服装の他にもウォーキングやメイクアップなど、モニターレッスンを受ける機会も多く、学ぶことがいっぱいでした。宣材写真を撮り直すことになり、その折にスタイリストの高野さんに同行ショッピングをお願いしました。撮影も高野さんの知り合いのカメラマンの方にお願いして、かなりキレイに撮っていただきました(笑)。

 

シワをのばす

石川 これまで3回レク付き同行ショッピングしてだいぶスキルアップしたと思いますが、今困っていることはありますか。

毎熊さん カーキー色のTシャツを買ったのですがジーンズ以外に合わせられなくて、これをどうにかビジネスで着こなせないかなと。

石川 おー高度な悩みですね。スタイリスト高野いせこさんから着こなしレッスンをうけたようですので、内容をご紹介ください。人に教えるのが一番の学びだそうですから。

毎熊さん はい、胸元がシワにならないよう注意して着用すること。そして白のジャケットを組み合わせること。カーキーには白がよく合うそうです。そしてスカートは意外なワインカラーでした。合わないように思えますが、実際に合せてみると、とてもしっくりときます。靴もスカートの色に合わせたワインカラーです。

石川 高度がテクニックですね。

毎熊さん 勧められたアクセサリーも意外でした。茶色のロングネックレス。ワインカラーと同系色でよくまとまります。

石川 遠くからみると同系色でちょっと違う感じのバランスがとてもいいセンスです。色の組み合わせの妙というのでしょうか。プロは違うと思います。一緒にいるとどんどんセンスアップしていくと思いますがどうですか。

毎熊さん はい、色は3色以内にまとめることを教えていただきました。高野さんの説明は、わかりやすいので、お会いするたびに知識が身についていきます。最初のころは高野さんに選んでいただいた服ばかり褒められるので落ち込みましたが、最近では自分もセンスアップしていくのがよくわかります。高野さんと一緒に購入した多機能ブラウスが気に入ってますが着こなしが今一つうまくいかず、高野さんに伺ったら、胸元のリボンの締め方がポイントということでした。「なるほど!」という感じでしたね。

石川 QRコード読み取るとその「なるほど!」がわかるわけですね。楽しみましょう。最近はご自身が購入した服でアレンジしたものも褒められるようになりましたか?

毎熊さん はい。友人からもよく褒めてもらえるようになりました。それから、自分で購入した服を高野さんが一緒に購入した服と勘違いされたときは、心の中で、「やったー!」とガッツポーズしてました。

石川 高野さんからもっと教わりたいことは何ですか?私は服を捨てるタイミングかしら。いつまでこの服着ていいのかなと思います。トレンドもありますし。

毎熊さん そうですね。これから年を重ねていくなかで、選ぶ服もその時々に合せて変えていく必要があると思います。いくつになっても自分らしさを大切にしながら輝いていられる、そんな服選びのポイントを是非教えていただきたいと思います。

 

昨年から広報、リスクマネジメント関係者にアンケートを取っています。相手の印象を決めるにあたっては「表情」が1位でしたが、自分の外見面の課題では「服装と着こなし」が1位となりました。AI使えば一人ひとりが気軽に自分だけのパーソナルスタイリストがつけられる時代になるかもしれませんね。

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