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広報コンサルタントのつぶやき⑥社員の不正についてのマスコミ対応

2015年3月25日 社員の不正についてのマスコミ対応は?

最近、三菱電機社員数名による4億円以上の架空取引が発覚したとの報道がありました。これについて全国紙記者から紙面掲載用に専門家としてのコメントを求められました。「会社側は取材対応してくれたが、会見をする基準に当たらないと言っている。悪質な隠ぺいではないか。記者からの問い合わせの前に公表すべきではないか」というのが記者の主張。「この場合の被害者は会社、株主。従ってポイントは、この4億以上の損失を回収できるのか、社員に返済させるのか、関わった社員の処分、あるいは刑事告発までするのかどうか。方針が決まったら公表となる。決まる前に記者会見するのは、対応に限界があるほど殺到するとか、会見しなければダメージが広がると判断した場合。取材対応しているなら悪質とまではいえない」と私。記者は納得し、私のコメントは不採用となりました。いつでも何でも会見すべき、といった思い込みは持たない方がよい。被害者は誰か、何のために公表するのか方針を明確にすることが大切です。

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