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広報コンサルタントのつぶやき①内部告発者の気持ち

2014年8月25日 内部告発の気持ちを想像してみた

「神奈川県寒川町、職場での嫌がらせを訴えた介護相談員の名前や申告内容が記された書類を、嫌がらせをした相手側に渡した福祉部長らを戒告処分」
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG1104I_S4A810C1CC0000/
2014/08/12  日本経済新聞 夕刊  13ページ

この報道からどのような教訓を得ることができるでしょうか。
福祉部長はなぜ、何のために相手に渡してしまったのでしょうか。
このような問題を深く考える場合には、報道されていない現場のやりとりに想像力を膨らませます。
福祉部長は、介護相談員の気持ちを代弁する形で口頭で相手に説明することができなかったのでしょう。
そこで「ほら、このように相手が書いている。これをよく読んでみなさい」と渡してしまったのではないでしょうか。
つまり、内部告発者の気持ちを受けとめ、大切にすることができなかったということです。
被害者側の気持ちに寄り添うことができれば、口頭で説明することができますし、
文書を渡してしまうといった行動にはならないはずです。
問題が発生した時には「被害者は誰なのか」「被害者の気持ちを受け止めて、配慮しているか」「そこを軸に判断、行動しているか」
この視点を大切にすることがダメージの拡大を防ぐのです。

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