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外見リスクマネジメント連載⑪後ろ姿の年齢は?

ビジネスパーソンのための新時代スタイルトレーニング「見た目を整える」第11回 あなたの後ろ姿の年齢は(保険毎日新聞 2017年8月3日)

広報コンサルタント/日本リスクマネジャー&コンサルタント協会理事 石川慶子

鏡よりもカメラを信じる

皆さんは自分の後ろ姿の写真を見たことがありますか。以前このコラムで書きましたが、私が外見リスクマネジメントを提唱するきっかけとなったのは自分の後ろ姿に衝撃を受けたからです。ずっと迷っていたのですが今回は恥を覚悟で掲載する決断をしました。努力すれば衰えた肉体を若返らせることができることを証明したいと考えたからです。

写真を見てもわからない方のために解説しましょう。左の写真は後ろの首から背中にかけて脂肪がついています。顔の顎の線がなくなり丸まっています。右の写真は首の後ろの脂肪がなくなり、顔の顎の線ができています。姿勢は良いと思っていたのにこのありさまではお恥ずかしい限りです。このように自分のイメージしている姿と実際の姿にギャップがあることを外見リスクです。生まれつきの美醜ではありません。外見とは第1回目に説明したように、「表情」「ヘア(メーク)」「服装や身だしなみ」「姿勢」「しぐさや動き」ですので努力で改善できることを改めて協調しておきます。

最近、私のところには「外見リスクマネジメントについてもっと知りたい」といったお問い合わせが頻繁にくるようになりました。昨年8月には共同通信の記者からもそれほど宣伝しているわけではないのですが、取材も入り、全国地方紙約20紙に一斉報道されるほどのインパクトでした。現場では最初に正面、横、後ろ姿の全身を撮影するのですが、ご本人はその姿を見て絶句するケースがほとんどです。私も体験者ですので気持ちがよくわかります。目を背けず向き合えば必ず変革の一歩を踏み出すことができます。

鏡の中の自分とカメラの自分は相当違うと思ったことはありませんか?鏡は毎日見ていますので自分の姿はわかっているつもりになっています。時々カメラの中の自分をみてどうも違うと感じてしまうのです。

そこでモデルウォーキング講師の鷹松さんに聞いてみました。「鏡の自分とカメラで撮影した自分は違って見える。どっちが本当の自分ですか?」。鷹松講師「それはカメラですよ。鏡の自分は見たい自分しか見ていませんから」

 

背中を意識すると動きが変わる

では、どうしたら後ろ姿を磨くことができるのでしょうか。鷹松さん「繰り返しになるのですが基本は体全体を引き上げること。姿勢の悪い人がやりがちな失敗は矯正ベルトで肩だけ後ろに引っ張ろうとすることです。引き上げずに顎が残ったままだと歪みがひどくなるので要注意です」。私自身の課題として鷹松講師から指摘を受けたことは背中の反り癖。鷹松さん「石川さんの歩きが緩慢に見えるのは、体が反っているから。体は斜め前に引き上げるようにのせていくのです」一見姿勢がよいように見える出尻も腰を痛めます。腹筋ではなく腰に負担をかけているためですよ」。自覚してから意識すると確かに座っている時、お尻を突き出している。腹筋に力を入れると反りがなくなって腰が楽になりました。これはすごい発見。

肩甲骨の動かし方にもコツがありました。鷹松さん「後ろの足を伸ばし、前足に体重が乗り切れば上体も自然にねじれて肩甲骨も動きます」。肩甲骨が動かせるようになると体が喜んでいるのがわかり、気持ちがいい。鷹松さん「背中に意識を向けると優雅な動きが実現し全体の雰囲気が上がるのです」。ふむふむ、確かに首と目線に動きが出る。7年以上かけて一流ホテルでウェディングウォークを確立してきた鷹松メソッドの真骨頂が見えました。花嫁が殺到するのも頷けます。

姿勢を維持するには腹筋も鍛える必要があると考え、本リレーコラムを担当しているハイパフォーマンストレーナーの角谷リョウさんにも指導を受けました。腹筋を強くする、腕を細くする、ヒップアップのための筋トレを教わり、毎日の習慣化に努めました。それまでも筋トレはしていましたが、一週間に1回程度でした。毎日やる、数秒でもいいからやる、といった角谷式習慣化プログラムを意識し、実践し始めたところ1か月後には体が変わってきたことを体感しました。ここから先は角谷リョウさんのコラムに詳細を譲ることにいたしましょう。

 

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