自民党総裁選 所見表明演説について表現面解説で共同通信から配信
自民党総裁選 所見表明演説について表現面解説で共同通信から配信
共同通信の社会部記者 高野maiさんの取材に対応しました。
13時から一人10分ずつ、90分間の演説でした。
動画での詳細解説はRMCAチャンネルと石川慶子MTでも
◎熱量に高評価、発信不足も
各候補演説、専門家の見方
自民党総裁選の火ぶたが切られた12日、立候補者9人は党本部で所信表明演説に臨んだ。政策を訴えるその姿を、広報のプロたちどう見たのか。印象的なフレーズで「リーダーとしての熱量を感じた」との評価を得た一方、「抽象的で言葉の羅列に終わった」と落第点を付けられた候補も。アピール力という観点では明暗が分かれた形だ。
★広報コンサルタントの石川慶子(いしかわ・さんは、「改革断行」を主張した小泉進次郎元環境相を「若さやスピードを強調しエネルギッシュさを感じた」と評価。世襲議員で弱々しいイメージも持たれがちだとしつつ、「『足りないところはある。力を貸して』と言ってうまく補った」と分析した。
ハリウッド大学院大の佐藤綾子教授(パフォーマンス心理学)は、家族の話に時間を割いた点に注目。親近感を与えたものの、世界情勢が緊迫する中で「一国の代表として渡り合えるのかと不安を感じる人もいたのでは」とした。
「守る」という言葉を繰り返した石破茂元幹事長に対しては、★両者とも「貫禄や安定感があった」との印象。石川さんは、国民生活への言及が少なかった点には物足りなさが残ったという。
約10分の演説中、頻繁に笑顔を見せた高市早苗経済安全保障担当相に関しては、佐藤教授は意識的に表情をつくっていたとみる。ただ「とびきりの笑顔で『歯を食いしばって働く』などと発言し、言葉と合っていなかった」と指摘した。
鋭い弁舌を披露した河野太郎デジタル相への見解は分かれた。佐藤教授は「スケールの大きな話をしていて〝攻めの河野〟を感じた」と評する一方、★石川さんは、表情が暗く「怖い印象を与えたのでは」とした。
★石川さんは、他の5氏には総じて厳しかった。小林鷹之前経済安保相は観念的な話が多く「心に響かない」とし、林芳正官房長官や加藤勝信元官房長官は「インパクトに欠ける」。上川陽子外相は下を向いている時間が長く「言葉が自分のものになっていない」と指摘し、茂木敏充幹事長は「話し方が単調」とした。