2021年1月号、Art Journalに「絆」「舞い降りた天女」掲載

2021年1月号、Art Journalに「絆」「舞い降りた天女」掲載

 

<評論>文・中野 中

富士山を望む景勝地は三保の松原を舞台にする。伝説で有名な<羽衣の松>で知られる。富士を描かず、海や天女が舞い降りた松を象徴的に配し、天女を画面中央に胸もあらわに登場させた。画面全体は、舞が誘い起こした渦巻く風の燃え上がる赤橙色の賦彩も大胆に、天女の白肌が目眩むような艶美を放っている。

【絆」油彩 S60号

【舞い降りた天女】羽衣、三保の松原より 油彩145.5×112.1㎝