外見リスクマネジメント研究会

risk management
外見リスクマネジメント研究会は、日本広報学会の研究会として公認された研究会。
2016年4月から2018年3月までの2年間活動する。
研究会主査は石川慶子(広報コンサルタント/有限会社シン取締役社長)

外見リスクマネジメント研究会による拡大研究会開の報告

Introduction

ご紹介
 【外見リスクマネジメント研究会の研究目的】

メディアトレーニングはカメラを通して自分を客観視することでメッセージを伝える力をつける訓練であるが、カメラという切り取られた枠では、表情やしぐさ、目線、姿勢、服装、メイクや髪型といった非言語コミュニケーションが印象に与える要素は大きい。今後、女性のエグゼクティブが増加すると男性以上に非言語要素への対応が求められる。広報プロフェッショナルとしてメディアトレーニングの非言語領域の実務的研究を深めることは業界にも寄与するだろう。
非言語コミュニケーションの中でも本研究会では特に外見に焦点を当て、「外見リスク」という新しいカテゴリーを提唱し、論理構築と実践する研究会を立ち上げる。「見られたい自分に見られない外見リスク」という領域が成り立ちうるのか、過去の関連文献、スタイリストやヘアメイクアーティスト、ウォーキングインストラクター、身体づくりトレーナーも交えて討議し、メンバー自らが実践して検証する。

【研究目標】

・外見リスクマネジメントを定義する
・外見リスクマネジメントの必要性を論理的に説明する
・外見リスクマネジメントの具体的手法を確立する
・外見リスクマネジメントが有効であることを立証する

【研究会の進め方】

・外見リスクに関連する表現領域に関する研究する部分を決め、各自が2年間で達成する目標を決める(例:読破する書籍や論文の量、実践で身につけること、証言をまとめる、アンケートを実施する等)。
・毎回の研究会でその進捗を発表する。
・女性記者へのアンケート調査を実施してデータをまとめることで根拠データも作成する。

【研究スケジュール】

・隔月で都内にて研究会を開催(東洋大学白山キャンパス)
・年12回の拡大研究会
・研究期間2年間(20164月~20183月)
・研究成果の発表:日本広報学会研究発表大会や公共コミュニケーション学会での発表、フェイスブックなどネットでの情報発信、各自出版       

【メンバー参加資格】

・自分の研究だけでなく研究会活動に積極的に寄与する意識のある方とする(下記事例)
①関連図書を調査し、情報提供や論点整理をする
②考え方やノウハウをオープンにする
③研究会実施の場所を提供する
④研究会活動について情報発信する(フェイスブック、拡大研究会運営、執筆等)

 

Member

スタートメンバー(2016年5月時点の所属)

①石川慶子(広報コンサルタント/シン)主査
②井上邦夫(東洋大学)
③藤尾美佐(東洋大学)
④河井孝仁(東海大学)
⑤高橋輝子(千葉県)
⑥田端郁子(ティップPR)
⑦前田泉(BCIジャパン)
⑧毎熊典子(フランテック法律事務所)
⑨松本明子(東京都下水道サービス株式会社)
⑩相馬清隆(日本リスクマネジャー&コンサルタント協会)
⑪高野いせこ(スタイリスト)
⑫鷹松香奈子(BWalk主宰/ウォーキングインストラクター)
⑬角谷リョウ(株式会社エグゼアップ/ハイパフォーマンストレーナー)

References

予定している参考文献候補(随時追加)

・沈黙の言葉(南雲堂、エドワードT・ホール)
・非言語コミュニケーション(新潮社、マジョリー・ヴォーガス)
・しぐさのコミュニケーション(サイエンス社、犬坊郁夫)
・被服と身体装飾の社会心理学(北大路書房、S・Bカイザー)
・被服と化粧の社会心理学(北大路書房、犬坊郁夫、神山進)
・ひとはなぜ服を着るのか(ちくま文庫、鷲田清一)
・マスコミ対応緊急マニュアル(ダイヤモンド社、石川慶子)
・エグゼクティブを見せられる体にするためにトレーナーは密室で何を教えているのか(ダイヤモンド社 角谷リョウ)